<売約済>当商品は絶版書籍の「古本」です。
箱、本文ともに良好!
古管尺八の楽器学 CD付
虚無僧たちが「本曲」の吹奏に用いた「地無し」の尺八は琴・三味線との三曲合奏をはじめ他楽器との合奏が盛んになるに従って、調律に便で音高の安定する「地塗り」の現代尺八へと変貌して行った。だがそのため「地無し尺八」特有の幽玄自在な深みのある音を失う結果となった。果たして尺八楽はこのままでよいのか?本書は尺八製作者・演奏家・研究家はもとより、すべての日本音楽関係者への警鐘として受け止められねばならない。
出版社 : 出版芸術社 (2002/6/1)
発売日 : 2002/6/1
言語 : 日本語
単行本 : 196ページ
著者・志村哲: 大阪芸術大学助教授、現在日本に残る地無し古管尺八を尋ねて20数年間にわたりその形状や音色を研究。楽器としての古管「地無し尺八」の優秀性を、楽器と身体の相関において沢山のデータを採り、科学的に検証したCD付の論文。