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尺八史考 三版 -希少古書

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尺八史考 三版 -希少古書


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再入荷 当商品は絶版書籍の「古書」です。

尺八の歴史を残されている歴史資料を引用・参照して考察した古典書。栗原廣太著
非売品、大正14年発行第三版、竹友社、ハードカバー、263p、経年によるシミ、ヤケ、剥がれ有り。本文良好。
 
緒言
第一編 総説
    一 樂器の種別
        樂器の分類,絃樂器,管樂器,撃樂器
    二 竹属樂器
        竹属樂器,尺八と笛
    三 本邦に於ける笛の略史
        我國笛の略史,固有の笛,唐韓樂の笛の渡來,笛の盛況
    四 唐韓樂の笛
        唐韓樂の笛,中管,横笛・長笛,高麗笛,百済笛,笙,■[しょう],篳篥,莫目
    五 支那に於ける笛の起源
        支那の笛の起源,邱仲,羌中,黄帝
第二編 尺八の名稱
  第一章 尺八の稱呼
一 ■[たけかんむりに尺]■[たけかんむりに八]
    二 さくはちの笛
    三 短笛
    四 尺八管
    五 中管
    六 鋻[けん]笛
    七 楊貴妃
    八 洞■[しょう]
    九 一節切尺八
    十 小竹
    十一 虚鐸
  第二章 尺八の語源
    一 一尺八寸説
    二 一尺八分説
        古管の寸法,唐の小尺
第三編 尺八の起源
    一 呂才説
    二 囘向寺僧説
    三 張伯説
    四 猿骨説
    附 洞■[しょう]辯
         洞■[しょう]の解
第四編 尺八の變遷
  第一章 変遷の概觀
    一 支那
        支那に於ける尺八の沿革,起源,唐時代の盛況,遼代の樂器,赤壁賦の洞■[しょう]
    二 本邦
        我國に於ける尺八の沿革,雅樂用尺八,一節切尺八,虚無僧尺八,現代尺八
  第二章 上代の尺八
    一 聖徳太子の尺八
        聖徳太子,法隆寺に傳はる尺八,聖徳太子と音樂
    二 正倉院の尺八
        正倉院の御物,東大寺献物帳,正倉院尺八の形状
    三 西大寺の尺八
        西大寺の尺八
    四 雅樂寮の尺八
        雅樂寮,大同四年の太政官符,嘉祥元年の太政官符
    五 清和朝の尺八
        貞保親王,慈覺大師
    六 源氏物語の尺八
        源氏物語の一節,尺八の中絶
    七 後白河朝の尺八
        後白河朝尺八の再興,信西入道古樂圖の尺八
    八 後深草朝の尺八
        法燈國師,十訓抄
    九 懐良親王の尺八
        懐良親王と尺八
  第三章 一節切尺八
    一 一節切の形状
        一節切尺八の形状
    二 一節切の起源
        一節切尺八の起源,宗佐
    三 一節切の沿革
        一節切尺八の沿革,頓阿作の尺八,朗菴,一路叟,一休禪師,體源抄の尺八,大森宗勲,一節切の全盛期,
        山崎正峰所蔵の尺八,一節切尺八の衰退期
    附 小竹
        小竹
  第四章 虚無僧尺八
    第一節 佛徒と尺八
          上代の尺八一節切尺八虚無僧尺八の各異同ある點,佛徒と尺八の關係
    第二節 虚無僧の起源
      一 暮露
          暮露ぼろぼろぼろんじ、馬聖,暮露の由來,虚無僧の字の古書に見えたる始
      二 薦僧
          虚無僧の由來,虚無の字義
      三 虚無僧の起源に關する諸説
      (一)覺阿の事
      (二)法燈國師の事
      (三)寄竹の事
      (四)金先の事
      (五)楠正勝の事
          楠正勝,正史の正勝事蹟,正勝と傑堂能勝禪師,虚鐸傳記國字解,朗菴
    第三節 普化宗の由來
      一 普化禪師
          普化宗の開祖,普化禪師
      二 普化宗の宗義
          普化宗の本義
      三 普化宗の寺院
          普化宗の流派,普化宗の本寺,一月寺,鈴法寺,番所,普化寺諸役
    第四節 虚無僧の全盛期
      一 慶長十九年の掟書
          徳川禁令考所載の掟書,天保二年鈴法寺提出の掟書,寛政四年兩本寺提出の掟書,兎園小説所載の掟書,圖書管寫本の掟書,
          慶長十九年掟書の疑義,普化宗と仙石騒動
      二 延寶五年の法度
          普化寺住職の事,虚無僧取立の事,本則の授與
      三 寶暦九年の令達
          宗紀振■竹名禁止
    第五節 虚無僧の終末期
      一 虚無僧の跋扈
      二 安永三年の令達
      三 弘化四年の触書
      四 民間の吹管
          虚無僧以外の吹管
      五 普化宗廢止
      附 虚無僧風像の變遷
          徳川時代虚無僧の風俗,虚無僧茶筌を賣る事
    第六節 侠客と尺八
          侠客の尺八
      一 大島逸兵衛
      二 雁金文七
  第五章 現代の尺八
    第一節 現代尺八の性質
      一 樂器時代と法器時代
          尺八の樂器時代,尺八の法器時代
      二 性質上の復古
          尺八の復古
    第二節 尺八勃興の徑路
      一 中央に於ける尺八
      (一)琴古
          初代琴古,岡秀益,二代目琴古,三代目琴古,四代目琴古,琴古流相傳
      (二)吉田耕三(一調)
          吉田耕三,吉田耕三の手記,久松風陽,久松風陽の手記,
      (三)荒木半三郎(古童)
          荒木半三郎,豊田勝五郎,明治初年の衰徴,名士の尺八,長三州と荒木古童,原信存,上原六四郎
      二 地方に於ける尺八
          眞島鶴堂,嘉竹,杉山素扇,津田雪呈,近藤宗悦,木田鶴彦,塚原玉堂,都山流,兼友西園,内田紫山,明暗流,
          村瀬竹翁,岡田魯山
第五編 結論
      一 歴史より觀たる尺八
      二 材料、構造、音等より觀たる尺八
          樂器として觀たる尺八,尺八の材料,尺八の構造,尺八の樂音,尺八の吹奏と精神修養,尺八の吹奏と健康の保全

 






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